大成する選手について考えてみた。重要なのはスイングの良し悪しや、ボールコントロールなど技術的な部分ではない。自分を客観的に評価できているかどうか。全米スポーツのプロ専門のコーチはそこを見ているという。というかそこしか見ていない。何故なら自分を客観的に評価出来る選手は、試合中に修正が出来るからである。そしてさらに練習でも正しい方向へ努力して行ける。そうなるとトップ選手の技術は皆似たような領域に行き着く。勝負は試合中のミスの修正如何にかかってくるというのだ。

ソフトテニスへの応用を考えると、具体的なアドバイスとしてはその選手に試合をしてもらい、ゲームチェンジ毎に何が悪くて何が良いのかを問いただす。それが客観的な評価とあまりに違うのであれば、それを伝え修正していくことがチーム全体の底上げに繋がる。

大会でもその選手が良い選手か悪い選手かはミスの後のプレーを見れば一目瞭然である。一流の選手はミスした後に、ミスを修正してナイスショットのゾーンに再度すぐに入れる選手。

実社会においても伸びしろのある人間は、今の自分を客観的に評価・分析できる能力を必ずと言っていいほど持っている。それの能力に比べれば初期性能などは取るに足らない評価項目である。野球のドラフト上位の人達全員がプロで成功するわけではない事実を見れば少し実感が湧くかもしれない。

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